「叱る」とは、相手のことを思ったアドバイスです。感情的に大声を出す「怒る」とは異なります。子どもに対しては「叱る」を心掛けましょう。
就学前の子どもへの叱り方は「その場で・短く・目を見て・冷静に」が大切。その際は必ず「これを触ると○○だから」など、年齢に応じた言葉で理由を説明します。「走っちゃダメ」「こぼしちゃダメ」ではなく、「手をつないで一緒に歩こう」「両手で持ってね」など、具体的な方法を提示した上で、できたら褒めるのもポイントです。
とはいえ、なかなか思い通りにならず感情的になってしまうこともあるかもしれません。その際は気持ちが落ち着いてから、「さっきはごめん、怒り過ぎちゃった」と謝る時間を設けるとよいでしょう。
また、叱る内容にも気を付けたいもの。本人や周りが危険な場合は、ハッキリとその行動を叱ります。失敗程度であれば叱らず、対処法を考える機会にできるといいですね。