乳幼児期、特に〝0~2歳の子どもとの関わり方〟が親子の信頼関係の構築に深く影響することを、お母さんたちに伝える活動をしています。
「乳幼児と向き合うことの大切さを1人でも多くのママに伝えたい」という思いから2011年4月に水俣市で立ち上げられた「ほのぼのクラブ」。代表の原永智子さんが助産師の大橋久美子さんの講座を受講し、「お母さんは赤ちゃんとの2人の時間が長く、孤独感を抱えがち。しかし、その時間こそが母子の愛着形成に大切な時間となる」という言葉に心を打たれたことをきっかけに、育休中のママ友たちと一緒に活動を始めました。助産師の大橋さんを相談役に迎え、おむつなし育児やベビーマッサージをする際の声の掛け方など会話のできない赤ちゃんとの向き合い方をママたちへ伝え続けています。
また、「ママキラ」と題してパン作りなどサークルに所属するママの得意なことを生かしたイベントも開催し、社会とのつながりを感じられる仕組みづくりにも力を入れています。サークル活動に参加したママからは「初めてママ友ができた」「不安だらけだった育児に前向きになれた」との声も聞かれ、孤独感の解消につながっているようです。
来年春にはNPO法人化し、ママを妊娠中からサポートする体制を整える予定です。