子ども相談
子ども相談
毎号テーマごとに「先生」を取材し、子育てに役立つ知識を紹介します。

テーマ「医療」 -乳がん検診-

2019.09.18

 

乳がん検診 10月は乳がんの早期発見・治療を啓発する「ピンクリボン月間」です。検診について聞きました。 教えてくれた人医療法人創起会 くまもと森都総合病院統括副院長 西村 令喜さん 乳がんは日本人女性の11人に1人がかかる病気です。定期的な検診で早期発見を!

 

乳がんは早期発見で完治できる病気
若い世代から検診を

女性がかかるがんの中で最も多いのが乳がんです。罹患(りかん)率のピークは40歳代後半から60歳代前半にかけて。ただ、30歳代でかかる人も少なくなく、注意が必要です。

 

検診で早期発見ができるものの、熊本県の乳がん検診率は3割に届きません。子育て中のママも検診を受けましょう。

 

国は「2年に1度のマンモグラフィー検査」を推進しています。マンモグラフィーは、乳房を挟み撮影して、がんの白い影を見つける検査です。しかし、若い世代は乳腺が詰まり、全体が白く写ってがんを見つけづらいため、超音波検査との併用をお勧めしています。また乳腺が張っている授乳中は、診断が難しくなることがあります。授乳が終わり、月経が始まる時期を目安に検診を。

 

子連れでの検診に対応してくれる病院もあります。まずはお近くの、乳がん検診をしている病院に電話して、自身の状況や連れて行く子どもの年齢などを相談しましょう。

 

月に1度のセルフチェックを!※月経後1週間目でチェック鏡に向かって腕を動かし、くぼみやひきつれ、分泌液がないかを確かめる触ってチェック3、4本の指をそろえて、乳房全体から脇の下にかけて「の」の字を書くように回しながら触り、しこりがないか確かめる前後に行います

 

「子ども相談」一覧に戻る
まなぼうトップへ