女性がかかるがんの中で最も多いのが乳がんです。罹患(りかん)率のピークは40歳代後半から60歳代前半にかけて。ただ、30歳代でかかる人も少なくなく、注意が必要です。
検診で早期発見ができるものの、熊本県の乳がん検診率は3割に届きません。子育て中のママも検診を受けましょう。
国は「2年に1度のマンモグラフィー検査」を推進しています。マンモグラフィーは、乳房を挟み撮影して、がんの白い影を見つける検査です。しかし、若い世代は乳腺が詰まり、全体が白く写ってがんを見つけづらいため、超音波検査との併用をお勧めしています。また乳腺が張っている授乳中は、診断が難しくなることがあります。授乳が終わり、月経が始まる時期を目安に検診を。
子連れでの検診に対応してくれる病院もあります。まずはお近くの、乳がん検診をしている病院に電話して、自身の状況や連れて行く子どもの年齢などを相談しましょう。