子ども相談
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毎号テーマごとに「先生」を取材し、子育てに役立つ知識を紹介します。

テーマ「医療」 -感染性胃腸炎 家庭での感染予防-

2021.11.17

|医療|感染性胃腸炎 家庭での感染予防 冬に増える感染性胃腸炎は、子どもから家族に感染する場合が多いです。家庭で看病する際の対処法などを聞きました。年齢に関係なく感染の可能性があります。家族の誰かが感染した場合は、タオルなどの共用を避け、換気を心掛けましょう。いちょうの森クリニック 院長 深見 賢作さん

 

せっけん+30秒の
手洗いが予防策に

 

ウイルスや細菌が原因の感染性胃腸炎。伝染するのは「汚染されたものが人の手を介して口から入るため」です。

つまり、予防策としては手洗いが第一。せっけんを使い30秒かけて手洗いするのが理想ですが、実際やってみると意外と長いもの。一度30秒を計りながら手洗いし、感覚を身に付けておくといいですね。

その他に気を付けたいのは嘔吐(おうと)物や便の処理です。適切に処理できていないと、残った汚染物が乾燥して粉状になり空気中に漂い、他の人に感染する恐れがあります。

まずペーパータオル等で拭き取り、拭いたものはビニール袋に入れて封をして廃棄。次に塩素系漂白剤を使った液(左参照)を使い、消毒します。嘔吐物の飛沫は広範囲に飛ぶことがあるため、広めに消毒をするのがコツです。

嘔吐物や便が付いた衣類は廃棄できるものは廃棄。できないものは消毒(左参照)の上、他の衣類とは別に洗濯します。布団で吐いても処理がしやすいよう、バスタオルや新聞紙を敷いておくのもよいでしょう。

 

 

嘔吐物・便の消毒法 ◎処理時にはマスクや手袋を着用 ◎消毒には塩素系漂白剤を薄めて  消毒には、台所用の塩素系漂白剤を薄めた液を使います。水1Lに対してペットボトルのキャップ1杯が目安。この液を浸したペーパータオルなどで汚れた場所を覆い、その後水拭きします。【注意】 感染性胃腸炎の消毒には、アルコール消毒液は使えません。◎汚れた衣服は、漬け置きを  衣類に付いた汚れをペーパータオルなどで落とし、バケツにためた水でざっと下洗いをして、台所用塩素系漂白剤に漬け置きをします。水1Lに対して、ペットボトルのキャップ5杯が目安。漬け置きの後に、他の衣類と混ぜずに洗濯を。※参考:熊本県HP https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/30/4984.html

 

 

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