子ども相談
子ども相談
毎号テーマごとに「先生」を取材し、子育てに役立つ知識を紹介します。

テーマ「子育て」 -子供の上手な叱り方-

2022.03.25

|子育て|子どもの上手な叱り方 子どもを叱る時、感情のまま言葉を投げ掛けていませんか。子どもに伝わりやすい叱り方のポイントを聞きました。 子ども自身ではなく〝行動を叱る〟ことを意識して、言葉掛けをしてみましょう 熊本市総合子育て支援センター所長 黒木 芳江さん

感情的にならず
その場で、短く
目を見て伝えよう

 

「叱る」とは、相手のことを思ったアドバイスです。感情的に大声を出す「怒る」とは異なります。子どもに対しては「叱る」を心掛けましょう。

就学前の子どもへの叱り方は「その場で・短く・目を見て・冷静に」が大切。その際は必ず「これを触ると○○だから」など、年齢に応じた言葉で理由を説明します。「走っちゃダメ」「こぼしちゃダメ」ではなく、「手をつないで一緒に歩こう」「両手で持ってね」など、具体的な方法を提示した上で、できたら褒めるのもポイントです。

とはいえ、なかなか思い通りにならず感情的になってしまうこともあるかもしれません。その際は気持ちが落ち着いてから、「さっきはごめん、怒り過ぎちゃった」と謝る時間を設けるとよいでしょう。

また、叱る内容にも気を付けたいもの。本人や周りが危険な場合は、ハッキリとその行動を叱ります。失敗程度であれば叱らず、対処法を考える機会にできるといいですね。

 

 

【怒る例×】あなたはいつもこうだから! ○○しちゃダメ! ほら、○○しちゃったでしょう! お兄ちゃんはしないのに…【叱る例○】○○だから、○○しようね 今度からどうすれば
いいかな?こうすると、○○になるから気を付けよう できたら褒めることも大切

 

 

「子ども相談」一覧に戻る
まなぼうトップへ