お金と暮らしの教室
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将来を見据えて ライフプランを考えてみよう

2021.05.19

「ライフプラン」とは、将来を予測して、出産、マイホーム購入、子どもの進学、退職といった人生の中で想定される大きなイベント(=ライフイベント)を考え、人生の計画を立てることです。これから10年先、20年先のことを考えながらお金の使い方やため方を具体的にイメージしてみましょう。

 

 

 

ライフイベントを洗い出す

 

10〜20年後の皆さんの家族像をイメージしてみましょう。どのような状況でありたいですか? はっきりしているのは年齢だけですが、マイホーム購入やお子さんの進学、結婚などのその時々に起こるであろう“ライフイベント”を一つ一つ洗い出し、ライフイベント表に書き込んでみましょう。大ざっぱなイメージや夢や希望で構いません。

 

ライフイベント表(記入例)

 

 

 

 

「夢や希望」に数値を加えると「計画」になる

 

子どもの進学時期はすぐに○年後と分かります。でもマイホームの購入やお子さんの結婚の時期は分かりません。でもあえて、「20年後の長女の結婚に100万」など達成予定の時期と金額を決めてみましょう。車の購入や家のリフォーム、家族旅行なども考えておくといいですね。このように「夢や希望」に達成時期や金額などを加えて具体的に数値化すると、「計画」となります。

 

「いつまでに」「いくら」と具体的に決めることが夢を実現する近道なんだね!まねえらいふちゃん ちょきんぶたくん

 

 

 

 

計画の3要素を意識して、実現へ

 

では、この「計画」を達成するためにはどうしたらよいのでしょうか。そのためには、以下の3要素を意識して、計画を見つめ直すことが大切です。

 

マイホーム資金を例に考えてみましょう

①具体的であること
〇〇小学校の校区内に4LDKの新築戸建てを購入したい
②時間と数値を決めていること
3年後に予算3000万円で家を建てるため、頭金300万円をためる
③達成可能な設定であること
世帯年収が500万円、年間支出が350万円。5年以内のライフイベントなどの特別支出を考慮しても、1年間に100万の貯蓄は達成可能!

どんな資金も漠然と考えているだけでは達成できません。ライフプランの作成は夢や希望を現実にするための第一歩です。

 

 

 

計画のない目標は、ただの願い事にすぎない(サン・テグジュペリ)CFPファイナンシャルプランナー 須﨑 雅保さん

家族の夢や希望を実現するために、計画の3要素を意識してライフプランを作成してみましょう。10~20年後の将来を見据えると、今取るべき行動が見えてきます。

家族構成、現在の収入や貯蓄、住宅事情などの9つの質問を入力すると簡単に「ライフプラン診断」ができるWEBサイト「日本FP協会ライフプラン診断」があるので参考に!

 

日本FP協会ライフプラン診断

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