子育てや仕事、家事に忙しいパパママが、夫婦のコミュニケーションを大切にしながら、一緒に育児を楽しむにはどうすればいいのでしょうか。今回は、キャロットスタッフ3人が、夫とのすれ違いへの対処法やコミュニケーションを円滑にするための工夫などについて語り合いました。また、「アンガーマネジメント」の活用法も紹介します。
志水 最近の会話は、建築中の新居の書類確認など、業務連絡的な内容がほとんどです。でも、話せるのは子どもを寝かし付けた後。ヘトヘトの状態なので、夫に細かいことを聞かれてもあまり頭が回らず、「自分で住宅会社に確認してよ」と面倒になってしまいます。
後藤 夫が単身赴任中なので、必要に迫られた連絡のみで、コミュニケーションはあまり取れていないのが悩みです。
秋吉 夫婦2人でソファの定位置に座って、お互いに自分のスマホを見ながら何げない出来事を話したり、お得なクーポン情報を教え合ったりしています。そこから週末の予定が決まることも。毎日1時間くらい話しています。
後藤 そういう感じ、うらやましいです。夫は一見話を聞いているようだけど、ちゃんと受け止めてくれているのか…。後で確認しても忘れていることが多く、がっかりしてしまいます。
秋吉 後藤さんは子どもが1人目でまだ小さいから、夫に対して期待値が高い分、その落差を大きく感じてしまうのかもしれないね。
秋吉 よく晴れた日、夫に洗濯物干しを頼んで外出し、家に帰ったら部屋干しだったこと。その時は「外に干してくれたら、夕方には乾いて、夜にまた洗濯できるんだけど」と、夫との感覚の違いに打ちのめされました。込み上げる怒りの感情を抑え、冷静に伝えました。
志水 夕飯を作り終えた後に「晩ご飯いらない」と連絡してきて(怒)。いらないと分かっていたら、作るメニューも大変さも違うのに、そこを理解していない。今は、リビングのカレンダーに、「夕食不要」「仕事休み」などと書いてもらっています。相手の立場に立って考えるって大事ですよね。
後藤 子どもの節句などの行事について、段取りや義実家への連絡は全て私任せ。私は2人で話し合って決めたいのですが、「恵理の好きなようにすればいい」と丸投げ状態なんです。ちょっとの時間でいいから真剣に向き合ってくれたらいいのに…。何だかむなしいです。
志水 私は任せてもらった方がうれしいけれど、相談に乗ってほしいときもあるよね。どちらにしても、義実家への連絡はパパにしてもらえるとありがたいね。
志水 笑顔でいることです。夫が会社の上司に「調子が悪いのか」と心配され、「最近、妻の笑顔を見ていない」と答えたと聞いて、子どもの世話に追われ、夫を朝見送ることもできていなかったと反省しました。私の笑顔で元気になってくれるのなら、もっと笑顔でいてあげたいと思いました。
秋吉 けんかをしても、翌朝「おはよう」と声を掛けるようにしています。また、“小さなモヤモヤ”をためずに伝えるようにしています。うちはお互いに愛情表現やハグもあるので良好な関係を保て、マイナス面も言いやすいのかも。小さなことでも伝え合うことがお互いの違いを認め、妥協点を見つけるために大切だと思います。
後藤 2人ともすてきですね。話を聞いて、お互い相手に期待し過ぎないことと、伝えたい気持ちは諦めずに伝えた方がいいと分かりました。今は夫とは離れているので、冷静になって私たち夫婦のコミュニケーションの在り方を見つけていこうと思います!