2021.05.19

知ってる?子ども用品の適性サイズと選び方~健やかな成長と安全な暮らしのために~

 

 

 

子どもたちが日常的に使っている靴や傘、バッグなどにも、一人一人の体格や成長に合った適正サイズがあることをご存じですか? 子どもの成長に合わせて買い替える機会の多い、「靴」「傘」「バッグ」の正しい選び方や使い方などを紹介します。

 

 

デザインだけにこだわらず
サイズや機能を見極めよう

 

幼児期の子どもの成長の早さには驚かされますよね。買ったばかりの靴が数カ月後には、もう入らないということもよくあります。今回は、キャロットスタッフの亀尾さん・後藤さん親子が「熊本足育(そくいく)の会」で、子どもたちの足と靴の関係を学び、足の状態や大きさに合った靴の選び方をアドバイスしてもらいました。

早速、亀尾美咲ちゃん(5)が足を測定してもらうと、ちょうどよいサイズだと思っていた靴が小さかったことが判明。「指を伸ばすスペースがなく、指が曲がり始めています」と、同会会長の大久保千賀子さん。このまま足に合わない靴を履き続けると、足の指が地面に着かない浮き指になり、歩き方の異常や背骨のゆがみにつながることもあるのだそうです。

靴だけでなく、傘やバッグなども、体格に合っていない物を使用していると、風にあおられてしまったり、重心が取りにくく転倒してしまったり、思わぬ危険にさらされることがあります。今使っている物のサイズや機能がお子さんの発達段階に合っているかをチェックしてみてくださいね。

 

 

親の目で正しい靴選びを 幼児期(3〜6歳)の子どもの足は1カ月で約1mm成長するといわれています。骨格が未発達なため、靴選びはその後の足の形成においてとても重要です。例えば大き過ぎる靴を履いていると、靴の中で足が前に滑ってしまい、無意識に指に力を入れて、指が曲がってしまう「かがみ指」になることがあります。逆に小さい靴を履いていると、浮き指になり地面に足全体が着かない状態で歩くため、バランスを取りにくく、変な歩き方をするようになります。ひいては足の形や腰の骨など全身の骨格にも影響を及ぼしかねません。近年、浮き指の子どもが多くなっているようです。赤ちゃんの頃にハイハイをする期間が短く、土踏まずが形成されていないうちに歩き始め、足指をしっかり使えないことが原因と考えられます。足指が自由に動かせる靴を選ぶことに加え、家に帰ったら、なるべく靴下を脱いではだしで足指を解放する時間を増やしてあげてくださいね。

 

 

 

 

 

正しい靴の選び方 靴選びの基本は、知らないことばかり。参考にします! 後藤恵理さん 舞夏ちゃん(1)私自身の適性サイズも違っていてビックリです!亀尾優香さん 美咲ちゃん(5)拓未くん(3)

 

 

靴を選ぶ前に… まずは、自分の足の正しいサイズを知ることから。足のサイズ(足長、足囲)は必ず立った状態で測ります。靴を選ぶ際は、足長プラス1cmを目安に。メーカーによって、足先の幅が細いものもあるので、前後5mmのサイズも履いてみましょう。 つま先が広く、靴の中で指先を自由に動かせる 指が靴先に当たっていないか、指を自由に動かせるか確認しましょう。先が細くなっている靴は、外反母趾(ぼし)や小指が横向きになってしまう「寝指」になることがあります。ただ、大き過ぎる靴は「かがみ指」の原因になることもあるので注意しましょう。かかとがしっかり固定されている 良い靴は、かかと部分に硬い芯が入っています。指でつまんでみて、つぶれない硬さが理想です。この芯が曲がってしまうと元に戻らず、足首が安定しません。靴底が足指の付け根の下でしっかり曲がる 靴底は、つま先から1/3くらいのところがしなやかに曲がるものを選びましょう。靴底が硬く曲がらないものを履いて歩くと、ペタペタ歩きになり、足が疲れやすくなります。

 

発達段階に合わせた靴の種類 よちよち期 歩き始めの子どもの足の骨は柔らかく、締め付けの強い靴下でも変形してしまうことがあります。かかとのしっかりした、足首をすっぽり支えてくれるミドルカットタイプがおすすめです。 2~5歳 歩くのが楽しくなり、自分で靴を履きたい時期です。足先が広くすっぽり入るもの、マジックテープのベルトタイプが着脱しやすいでしょう。足が靴の中で動かないよう、ベルトをしっかり締めることを忘れずに。 6歳〜 活動が活発になるので靴ひもをしっかり締められるタイプがおすすめです。靴ひもは、履くたびに結び直すことを教えていきましょう。しっかり締めることで体が安定し、足が軽くなり運動能力がアップします。 足の形は一人一人違います。子どもの足のためにも、きょうだいでの靴の共有は避けましょう!

 

 

 

 

こんな物にも適正サイズ!自分で安全に使える物を選ぼう! これからの季節、使う機会が増えてくる傘やリュックサック。色やデザインで選びがちですが、子ども用品は、その機能性もしっかり把握しておくことが大切です。傘やバッグは2年おきくらいに見直すといいですね。どんなシーンで使うのか、売り場の専門員に相談してみてください!鶴屋百貨店 子ども用品売り場 合志千穂さん 傘編 子ども用の傘は、長さが40cm〜55cmまで、5cm刻みであります。身長や子どもの成長段階によって、おすすめのサイズや種類が異なります。おおよその目安があるので、下記を参考にして選びましょう。 開閉が手動と自動の傘がありますが、小さいお子さんの場合は、安全ガードが付いた、軽量で手動のものがおすすめです。自動の傘は便利ですが、衝撃により突然開くこともあります。また閉じる際にバネを戻す力が必要なので、商品によっては子どもには難しい場合もあります。購入される際は、必ず使うお子さん自身が、開閉がスムーズにできるかを確認して購入するようにしましょう。雨具をぬれたまましまうと、臭いやサビの原因になります。布などで水分と汚れを拭き取り、防水スプレーをして風通しのよい日陰で乾燥させるとよいでしょう。日なたに干すと色落ちすることがあるので注意しましょう。レインコートにしっかり防水スプレーをしておくと、少しの雨であれば傘が差せないお子さんも雨よけができます。 傘を使い始めるのは、自分で傘を持ってしっかり歩けるようになってから。傘のサイズが大きくなるほど、風の影響を受けやすいので、傘を差すことに慣れていないお子さんや、傘を差して歩く時間が長い場合は小さめの傘にして、レインコートなどと併用して雨よけをするようにしましょう。リュックサック編 リュックサックの大きさは、2〜3歳が容量6L、4〜6歳くらいまでが10Lサイズが目安です。体格には個人差があるので、背負ってみて体にフィットしているかを見て選びましょう。また肩ひもや背当てはクッション性の高いものが疲れにくく、おすすめです。リュックサックのファスナーは、商品によって付き方が異なります。小さいお子さんは、ファスナー部分が表に出ているタイプが、かぶせ布を巻き込みにくいので開閉しやすいでしょう。少し大きめのサイズを選ぶ際は、肩ひものズレを防止してくれるチェストベルト付きがおすすめ。後付けタイプもあります。