らしく
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自分らしく働く。自分らしく暮らす。様々な職業、暮らし、生き方を選んだママパパの日常を紹介します。

新原真奈美さん(ベビーフォトグラファー)

2020.01.23

「3人の子ども一人一人と向き合いたい」
看護師からベビーフォトグラファーへ転身 

 

3人目を妊娠中に転職を決意

元々看護師として働いていた真奈美さんは、長男の出産を機に専業主婦になりました。長女が生まれ、2歳になった時にパートタイム勤務で復職したものの、18年に次女の妊娠が分かると、「3人の子ども一人一人と向き合う子育てがしたい」と考えたそうです。

 

上に子どもが2人いることで「次女と2人きりで過ごす時間が取れないのでは」と心配していた時、知り合いがベビーマッサージの講師として、子どもに合わせた働き方をしていることを思い出しました。「これなら、次女が赤ちゃんの時からじっくり触れ合えるし、それを仕事にできる」と講師ライセンスを取ることを決意。妊娠中に講座を受け始め、産後程なくして合格しました。

 

ライセンス取得から1カ月後の19年6月、自宅でベビーマッサージ教室を開業。「ベビーマッサージをしているママと赤ちゃんの笑顔を写真で残したい」と、7月にベビーフォトグラファーの資格も取得し、仕事の幅を広げました。

 

子どもと2人で過ごす特別な時間

自宅で仕事をしていることで、「学校から帰ってくる長男を迎えられることもうれしい」と話す真奈美さん。自身が小さい頃、〝鍵っ子〟だった経験から、自分の子どもには家で「おかえり」を言うのが夢だったそう。

 

また、仕事の量や時間を調整して、長男と長女それぞれと2人きりで過ごす時間をつくるようにしています。「デートの行き先は、長男は映画館、長女は公園など、本人が一番行きたいところ。私を独り占めできるのがうれしいのか、いろんな話をしてくれます。 私にとっても特別な時間です」

 

毎日の夕食後は、子どもたちにマッサージをしてスキンシップを取っています。「ベビーマッサージには、血流やリンパの流れを良くして免疫力を高めたり、直接触れ合うことで情緒を安定させたりする効果があります。生まれた直後からマッサージをしていた次女はあまり夜泣きをしません」

 

現在は、さらなるスキルアップを目指し、ファーストサインとベビースキンケアの資格取得に向けて勉強中です。「もっと知識や技術を磨き、ベビーマッサージを通して、親子が触れ合う時間の大切さを伝えたい。そしてその幸せいっぱいの瞬間をカメラに収めていきたいですね」。真奈美さんの挑戦は続きます。

 

 

 

 

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