らしく
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自分らしく働く。自分らしく暮らす。様々な職業、暮らし、生き方を選んだママパパの日常を紹介します。

佐藤陽子さん(カフェバー兼ホステル運営)

2021.05.19

世界一周旅行で感じた、人とのつながり
夫婦で交流拠点をプロデュース

 

 

 

 

地域と旅行者をつなぐ場所

大学卒業後、東京のアパレル業界で働いていた佐藤陽子さん。デザイナーの充さんとの職場結婚後も、終電で帰る生活が続いていたといいます。そのような環境の中で子育てをするイメージが湧かなかった陽子さんは、実家がある熊本への移住を考え始めました。

準備期間を経て、夫婦で退職。東京の家を引き払ったタイミングで、念願だった世界一周の旅へ出かけました。「子どもはまだおらず、仕事もない。やりたいことにチャレンジするのは今だ、と夫婦で話し合いました」

37カ国を巡る、1年3カ月の旅。陽子さんが旅を通して感じたのは「人の印象=その国の印象」ということでした。「いい人に出会うと再びその国を訪れたくなるんです」。帰国し熊本に移住した後も、その思いは佐藤さん夫婦の心の中にありました。「熊本を訪れた人がまた来たくなるような、人と人の交流の拠点をこの地につくりたい」

その思いが実ったのは、移住から3年後。陽子さんと充さんは、玉名市の築42年のビルをリノベーションしたホステル&カフェバー「HIKE」をオープンしました。旅行者の簡易宿泊所と、誰でも利用できるカフェバーを兼ねた“人の交流拠点”です。陽子さんは「地元の方の利用も増え、少しずつ地域に浸透しているように感じます。今後も人と人が触れ合う機会をつくりたい」と意欲的です。

 

 

 

 

HIKEがかけがえのない居場所に

一方で、夫婦ともに土日が休みではないため「郷太には寂しい思いをさせているかもしれない」と陽子さん。だからこそHIKEの店休日は、陽子さんと充さん、郷太くんの大切な時間。「3人で近くの公園で松ぼっくりを拾ったり、電車を見たり。先日は友人のカヌーに郷太を乗せてもらい、菊池川を散策しました」

さらに、玉名での子育ては陽子さんの実家が近く、郷太くんのお迎えなど祖父母の助けも受けられます。充さんとお互いの仕事状況が見えることから、家事や子育ての分担がしやすいメリットもあるのだそう。東京では想像できなかった、伸び伸びとした子育ての形を玉名で実現しています。

外で遊んでいると、「早くHIKEに帰りたい」とつぶやくこともあるという郷太くん。HIKEは地元の人や旅行者の集う場所であるとともに、佐藤ファミリーにとってもかけがえのない居場所になっているようです。

 

 

 

 

 

 

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