子ども食堂リポート
子ども食堂リポート
地域の子どもを見守り、育てる

Vol.9「いこいスペース∞こあ まるちゃん家」

2020.09.23

 

天草の子どもたちの笑顔のために
広がる思いやりの輪

 

子どもと高齢者が
生き生きと交流できる場所

2007年にボランティアグループを立ち上げ、子どもの支援活動を行っていた木原成美さん。地元天草で、ひとり親や共働き世帯、核家族世帯の増加とともに、子どもに関する相談の件数も増えていることから「地域の子どもたちに目を配ることで、困っている親子の助けになれば」と、18年、子どもを中心にした地域交流の居場所「まるちゃん家」を設立しました。

設立以降、延べ50人のボランティアが参加し、食事の提供や学習支援などをサポート。

食材は、ボランティアが市民農園で自家栽培した野菜や、企業や地域からの支援・協賛で賄われます。

新型コロナウイルスにより活動を自粛する以前は、高齢者や学生ボランティアが小学生に宿題を教え、一緒に遊ぶなど、木原さんが思い描く「世代を超えてつながり、地域全体で子育てを応援できる場所」になっていたそうです。

 

 

 

活動形態を変更するも
資金面の課題が発生

 

自粛期間中は、主にひとり親世帯を対象にしたフードパントリー活動に切り替え、寄付された食材や地元の飲食店で購入した弁当を無料で配布。4月からは、天草の社会福祉協議会や行政、子育て支援団体に声を掛け、食材を必要とする世帯を把握し、より広くサポートできるよう努めてきました。

7月8日にまるちゃん家を再開。コロナ対策を講じ、40人ほどの利用者を迎えた木原さん。「背が伸びたね」と、子どもたちとの再会を喜び、「再開してくれて助かります」という保護者の声と涙に、あらためて活動の意義をかみしめました。

しかし、子ども同士で距離を取ることの難しさやコロナを案じて本来の活動ができない歯がゆさもあり、現在は、再びフードパントリーに形態を変更。木原さんは「パントリーの活動は多くの資金が必要。今は助成金がありますが、このままでは活動が厳しいです」と課題を吐露します。

「子どもへの支援は地域の未来につながる。それぞれの立場でできることを考え、“目配り・気配り・心配り”の輪が広がる働きかけをしたい」と前を見据えました。

 

 


【地域食堂・こども食堂 すまいる食堂】

主催/木原成美さん
場所/天草市今釜新町3436-1(フードパントリー)
天草市北原町8-37(まるちゃん家・現在は休止中)
☎070(7532)1098
開催日時/毎週水曜
利用条件/ひとり親世帯、または新たに利用したい旨を連絡した家庭(原則、食材を取りに行ける家庭のみ)

※最新の情報はFacebook(「まるちゃん家」で検索)で確認してください。その他、詳細は問い合わせを。

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