家族が快適に暮らすための「住まい」は、子どもの教育やパパママの仕事、将来の生活など、「ライフプラン」を捉えた上で考えることが大切。持ち家と賃貸のメリット・デメリットも考慮しながら計画しましょう。
資産になることはもちろん、家族の思い出の場所になるといった精神的な安心感もメリットです。その半面、入居後に不都合やご近所トラブルがあっても、容易に引っ越すのは困難です。
家族のライフスタイルの変化とともに住み替えることができます。住み替えることで常に新築や最新の設備を整えたところに住むことも可能です。ただし、高齢になると借りにくくなるケースもあるようです。
多くの場合、数十年間、住宅ローンを返済していくことになります。住宅ローンの総返済額は「金利」「返済期間」「返済方法」の選び方によって変わります。購入価格は同じでも、頭金なしの場合は借入金額が多くなり利息の負担も大きくなります。
諸費用や頭金は、購入価格の25~30%程度を準備することが理想。低金利の今は住宅ローンを借りるにはいいタイミングですが、毎月の返済以外にも固定資産税や共益費・駐車場代など(マンションの場合)が別途かかります。また、定期的なメンテナンスや改修が必要になり、そのための資金も準備していかなければいけません。
(元利均等返済・全期間固定金利・ボーナス返済なしで比較)
生涯にわたって賃料を払い続けることになり、ケースによっては更新料や引っ越し費用なども必要です。
「小学校に入学する時」以外に「子どもがある程度成長してから」もタイミングの一つです。その頃になるとパパママの退職後の生活も具体的に考えられるようになり、場所や家の規模など決めやすくなります。ただし、高齢になると住宅ローンを長期で利用するのは難しくなるため、住宅購入のための資金を計画的に準備していくことも必要です。
「住まい」については、取得やリフォームなどに利用可能な税制や支援策があります。詳しくは国土交通省のHPをご確認ください。住宅ローンを借りたら、状況に応じて見直し(借り換えや繰り上げ返済)を行いましょう。住宅に限らず、私たちの生活に関わる制度や仕組みには“知らずに損していること”は意外と多いもの。新聞の経済面にも目を通す習慣を付けて「身の回りの経済」に興味を持つといいですね。