友達とのトラブルの内容は年齢によって変わります。言葉のやりとりが難しい年少までは、おもちゃの取り合いなどでたたいたり、押したりすることが多いようです。手を出す方、出される方は決まっておらず、どの子にも起こること。家庭では、「貸して」「待って」のやりとりや、「かんだりたたいたりすると相手が痛い」ということを繰り返し教えてください。
年中以降は「気の合う友達が別の子といる」といった友達関係における心の葛藤がトラブルを引き起こすことも。園では保育士が間に入り、仲直りを促します。
しかし子どもにモヤモヤが残っていると、帰宅後に「(友達の)○○ちゃんに意地悪された」と話すこともあるようです。
子どもから「意地悪された」「たたかれた」などと聞かされると心配になるのが親心です。しかし実際はちょっとした意見の食い違いや、肩がぶつかっただけということもあります。冷静に子どもの話を聞いた上で、あらためて園に状況を確認するといいでしょう。