この春、長男が小学生になりました。私自身も、看護学生になり、子ども中心の生活から、ほとんど独身のような生活に一変しました。母がいなくても子どもたちが寂しくないよう、そして母がいるときと同じく安心して生活ができるよう、祖母、義実家、学校、保育園、私のきょうだいをフルに頼っています。夫は、育休を取得し、昼間1人で子どもと向き合う大変さや家事がうまくいかない歯がゆさを経験。子育てに関する夫婦の会話は「分かる分かる」と共感し合えることが増えました。子育ての同志として私を強力に支えてくれています。

これまで「私がいい母になろう」「私がどうにかしていかなくちゃ」と自分の理想にとらわれていました。しかし今は、私の願う育児環境が、周りの人の力を借りて少しずつ実現しています。

看護学校に通い始めて約3カ月。90分の講義に時折ウトウトすることもありますが、久々の勉強も、若い友達との学校生活も、全力で楽しんでいます。

川中えりかさん（28）
ベビーマッサージ講師として4年間活動後、より深く母子支援がしたいと、4月から助産師を目指して看護学校に入学。長男ゆうとくん(7)、次男はるとくん(5)、長女あやねちゃん(3)、三男あおとくん(2)の4人の子どもと夫(46)の6人家族。