看護学校のテスト期間中は、勉強時間の確保のため、子どもたちと寝られる日も週1〜2日と限られます。
末っ子・あおとは、しぼんでほとんど出ないおっぱいを必死に吸いながら寝るので、残るは、私の右サイドのみ。しかも背中を向けた状態です。ここから残る3人で母の右ポジションの奪い合いがスタートします。
まずは5分ずつ順番交代を提案するも、眠気もあってか順番を忘れてけんかに。次にぐずりが激しい次男優先策を試します。「今日はるくん、保育園で悲しいことがあったんだって」と、長男・長女の情に訴えかけても、「俺もね~」「あーちゃんもね~」と悲しいアピール合戦に…。
末っ子が寝たので、「おやすみ、愛してる」と3人にささやき立ち去ったところ、逆効果。「一緒に寝たい」と大声で泣き叫ぶ彼らに、「もう! 早く寝て!」と心の声が口に出てしまうこともあります。
試行錯誤の末に生まれた最終作戦が、「左に三男。右に長男、おなかの上に次男。股の間に長女」。身動きの取れない状態ですが、満足げに寝ている子どもたちを見ると、幸せな気持ちが込み上げてきて、「明日も頑張ろう!」と思えます。
川中えりかさん(28)
ベビーマッサージ講師として4年間活動後、より深く母子支援がしたいと、4月から助産師を目指して看護学校に入学。長男ゆうとくん(7)、次男はるとくん(5)、長女あやねちゃん(4)、三男あおとくん(2)の4人の子どもと夫(46)の6人家族。