お金と暮らしの教室
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資産形成のために知っておきたい 72の法則と複利効果

2022.01.20

「72の法則」を知っていますか。今預けている金融商品が、何年で元金が2倍になるのかを知ることができる法則です。これには金利が大きく関わっています。金利には単利と複利があり、これらを活用し長期運用することで上手に資産形成していきましょう。

 

 

 

 

複利効果で長期運用

 

これまでも資産運用の原則は「長期・分散・積み立て」と伝えてきましたが、なぜ長期運用を勧めるのか ―。そこには「複利効果」があるからです。金融商品には、単利と複利というお金の増やし方の違いがあるのを知っていますか。

全ての金融商品には多少の違いはありますが、利子や配当が付いてきます。その利子や配当をもらって使ってしまうのか(単利)、再度預けたお金に上乗せして再投資するか(複利)の違いです。

 

 

例えば・・・●金利5%で100万円を10年預けた場合、単利の場合1,500,000円となります。●同じ条件で複利の商品に預けた場合、1,628,894円になります。●20年では…単利:2,000,000円 VS 複利:2,653,297円●30年では…単利:3,500,000円 VS 複利:4,321,942円 長く投資すればするほど威力を増すのが、この「複利効果」です。ちなみに計算式は、元本×(1+ 利率n乗/100)(n乗は年数)

 

「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなります。また投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。

 

 

 

 

72の法則

 

次に、「72の法則」を説明します。金融商品に投資するとき、金利の複利効果により元本を2倍にする場合の投資期間を概算で求められる法則です。

 

計算式 72÷金利(%)=投資期間(年数) 例えば・・・●金利2%だったら、72÷2=36です。36年で倍になります。●金利5.9%(平成3年の郵便定額預金金利です) 12.2年で倍になります。●金利0.02%(現在の定額預金金利です)3600年待ったら倍に。現在の金利だと、残念ながら預金ではお金は増えていかないという現実が見えてきます。余裕資金で金融商品を購入し、資産形成することで、将来のお金の見通しを立てていきましょう。お金を借りる場合の金利にも同じことがいえるんだって。覚えておかなきゃ!

 

 

現在の金利だと、残念ながら預金ではお金は増えていかないという現実が見えてきます。余裕資金で金融商品を購入し、資産形成することで、将来のお金の見通しを立てていきましょう。

 

 

今日が人生で
一番若い日です!CFPファイナンシャルプランナー 須﨑 雅保さん

「若いうちから始めていればよかった」「これからで大丈夫だろうか」と、あれこれ悩む前に一歩踏み出してみましょう。いつ始めても遅くはありません。だって今日がこれからの人生で一番若い日なんですから。

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