女性特有のがんのうち、代表的なのは乳がんと子宮頸(けい)がんです。いずれも早期発見を目的に検診が勧められていますが、熊本県の受診率は2割に届いていないのが現状です。
乳がんは、「2年に1度のマンモグラフィー検査」が推進されています。マンモグラフィーは乳房を挟んで撮影し、がんの白い影を見つける検査です。40歳以上で、偶数年齢の女性は、自治体からの補助により1500円前後で受けられます。ただ、若い方にも増えているため40歳未満の方もぜひ検診を受けましょう。併せて、月に1度のセルフチェックも心掛けてください。(下図参照)
子宮頸がんも2年に1度の検診が目安です。20歳以上の偶数年齢の女性を対象に自治体からの補助があり、1200円程度で受けられます。
注意したいのは、以前該当年齢になると届いていた通知は、現在送付されていないということ。年齢と結びつけて意識し、対象年齢になったら早めに受診しましょう。