子ども相談
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毎号テーマごとに「先生」を取材し、子育てに役立つ知識を紹介します。

テーマ「発達」 -言葉の発達-

2020.03.10

 

|発達|言葉の発達 個人差が大きい子どもの「言葉の発達」。どのような働き掛けをするといいのでしょうか。熊本市子ども発達支援センター言語聴覚士 川﨑 唯さん 熊本市在住で、不安を感じられる保護者は、直接当センター☎︎ 096(366)8240までご連絡ください。

 

「理解力」と 「話す意欲」に注目した手助けを

言葉の習得には、個人差が大きいものの、以下の流れがあるとされます。

 

1歳までは「ナ、ナ」「アーウ」といった喃(なん)語を発する段階。1歳ごろから特定の人や物を指して「マンマ」「ワンワン」などの単語が出てきます。2歳を過ぎると「ブッブー、アッタ」といった「2語文」、3歳になると「ぼく、ママとたべる」など少し長い文を話すようになります。

 

親は「話した言葉」に注目しがちですが、子どもの「理解力」「コミュニケーション意欲」も非常に重要です。子どもは、他の人が言っていることを理解し、子ども自身が「話したい」と感じてから言葉を話すようになります。言葉が出にくいときは、「理解力」「コミュニケーション意欲」を上げるようなサポートができるとよいと思います(下図参照)。

 

心配なときは1歳半・3歳児健診時に相談を。タイミングが合わなければ、通っている園や、役所の子育て支援担当課に相談し、適切な相談窓口を教えてもらいましょう。

 

話す言葉は「水鉄砲の水」理解力を高めるために・好きな分野の絵本を 読み聞かせる・興味を持っている 話題について話すコミュニケーション意欲を高めるために・親子遊びを通して、人との触れ合いが 楽しいことを伝える

 

 

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