言葉の習得には、個人差が大きいものの、以下の流れがあるとされます。
1歳までは「ナ、ナ」「アーウ」といった喃(なん)語を発する段階。1歳ごろから特定の人や物を指して「マンマ」「ワンワン」などの単語が出てきます。2歳を過ぎると「ブッブー、アッタ」といった「2語文」、3歳になると「ぼく、ママとたべる」など少し長い文を話すようになります。
親は「話した言葉」に注目しがちですが、子どもの「理解力」「コミュニケーション意欲」も非常に重要です。子どもは、他の人が言っていることを理解し、子ども自身が「話したい」と感じてから言葉を話すようになります。言葉が出にくいときは、「理解力」「コミュニケーション意欲」を上げるようなサポートができるとよいと思います(下図参照)。
心配なときは1歳半・3歳児健診時に相談を。タイミングが合わなければ、通っている園や、役所の子育て支援担当課に相談し、適切な相談窓口を教えてもらいましょう。