「72の法則」を知っていますか。今預けている金融商品が、何年で元金が2倍になるのかを知ることができる法則です。これには金利が大きく関わっています。金利には単利と複利があり、これらを活用し長期運用することで上手に資産形成していきましょう。
これまでも資産運用の原則は「長期・分散・積み立て」と伝えてきましたが、なぜ長期運用を勧めるのか ―。そこには「複利効果」があるからです。金融商品には、単利と複利というお金の増やし方の違いがあるのを知っていますか。
全ての金融商品には多少の違いはありますが、利子や配当が付いてきます。その利子や配当をもらって使ってしまうのか(単利)、再度預けたお金に上乗せして再投資するか(複利)の違いです。
「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなります。また投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。
次に、「72の法則」を説明します。金融商品に投資するとき、金利の複利効果により元本を2倍にする場合の投資期間を概算で求められる法則です。
現在の金利だと、残念ながら預金ではお金は増えていかないという現実が見えてきます。余裕資金で金融商品を購入し、資産形成することで、将来のお金の見通しを立てていきましょう。
「若いうちから始めていればよかった」「これからで大丈夫だろうか」と、あれこれ悩む前に一歩踏み出してみましょう。いつ始めても遅くはありません。だって今日がこれからの人生で一番若い日なんですから。