ワクチンには国が推奨する定期接種(無料)と保護者の判断に委ねられる任意接種(有料)があります。ワクチンを接種していると、病原体が体内に入ってきたときに免疫によって体が守られるだけでなく、病気にかかったとしても重症化を防ぐといわれています。
生まれてすぐは母親からもらった抗体で守られていますが、徐々に減少していくため、1歳までに6〜7種類、15回以上の定期接種が設定されています。風邪などの病気が続くと、接種のタイミングを逃すことがあります。そうならないために大切なのが“スタートダッシュ”。生後すぐにかかりつけの小児科に接種時期などを相談しておくと安心です。
任意接種については保護者の判断に委ねられ、有料なこともあり「接種しなくてもいい」と誤解する家庭も多いようです。
ただ、日本では任意接種の「おたふくかぜ」「インフルエンザ」は米国では定期接種となっています。加えて現在、三種混合・ポリオワクチンは就学前の追加接種(任意)が推奨されています。子どもの健康も考慮し、前向きに接種を検討してみてください。