もうすぐ夏休み。家族でキャンプなどを楽しみたくなる季節ですね。しかしキャンプとなると「準備が大変」「子どもの行動に気を配って疲れる」などのイメージはありませんか。そこで、日帰りで気軽に楽しめるデイキャンプにキャロットスタッフが挑戦。大人も子どもも無理なく過ごすためのコツを紹介します。
親子の外遊びを手軽に、楽しく!
荷物やこだわり減らし楽しさを重視しよう
子どもとのデイキャンプ、せっかく来たのだからといろいろなことをしたくなりがちですが、テント張りや火起こしなど、一から始めると意外と時間がかかってしまいます。そこで、提案したいのが“ゆるアウトドア”。その日やりたいテーマを一つに絞り、その他は手軽に済ませるなど、頑張り過ぎないことで余裕が生まれ、親子の時間を満喫できます。また、子どもに目が行き届くので、思わぬ事故を防ぐことにもつながります。
今回、キャロットスタッフ親子が体験したのは、夏のデイキャンプにぴったりの水遊びと森遊び。“ゆるポイント”を押さえた食事や場所選びで、充実した時間を過ごしました。
この夏、余分な荷物やこだわりを減らしたゆるアウトドアを、家族や友達親子同士で楽しみませんか。
お手軽デイキャンプ 水遊び編
取材した場所は水前寺江津湖公園(広木地区)
緑豊かな園内には、小さい子どもが遊べる水深の浅い遊水池や遊具があり、週末は、木陰でピクニックを楽しむ家族連れも多く見られます。多目的トイレ、自動販売機あり。
- 所在地
- 料金
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無料
赤ちゃん連れも満足できる遊水池
水遊びが大好きな竹島凛ちゃん&山口凛ちゃん。足首がつかるくらいの水深の遊水池にジャブジャブ入り、水や石の感触を楽しみました。30分ほど遊んだら、ぬれた服を着替え、テントでお食事タイム。木漏れ日の中、子どもたちがテントに寝そべる様子を見守りながら、ママたちは子育て話に花を咲かせていました。
ゆるポイント(1)
便利アイテムで親子の空間づくり
水遊びは意外と疲れるので、子どもが寝転べるレジャーシートは必携。川辺などは小石が多いため、厚手のものを準備して。簡単にプライベート空間や日陰を作れるワンタッチテントが便利です。また、トイレや自販機といった設備面も事前にチェック!
+アドバイス
夏場の外遊びでは、日陰で小まめに休憩する、短時間で切り上げるなど、子どもに負担がかからないようにしましょう。
ゆるポイント(2)
片手で食べられる“ワンハンドフード”をチョイス
子どもの世話をしながらでも、パパやママがパクッとつまめるワンハンドフード。好きなおかずを、竹串やピックに刺すだけで、食べやすくなり、見た目もかわいくなります。
※球状の食材は誤飲を防ぐため小さく切りましょう
体験してみて
親子で自然を感じられました。着替えやタオルを多めに準備すると、余裕を持って遊ばせられますね。(山口夏実さん)
テントやローテーブルなどの便利アイテムをそろえて、家族でもデイキャンプを楽しみたいです。(竹島知世さん)
お手軽デイキャンプ 森遊び編
取材した場所はオズの森
普段は年間会員を対象に、親子の自然体験活動を実施。また、一般の家族向けに「森遊び体験会」「たき火会」なども行われています。デイキャンプは、1グループ5人以上で利用可(利用時間10:00〜15:00)。要予約。詳細はHPへ。
- 所在地
- 料金
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デイキャンプ利用料一人500円
※環境保全協力費。材料費などは別途必要
親子で森ならではの貴重な体験
熊本市内から車で約30分。菊池郡大津町の『オズの森』を訪れた中村さん一家。ターザンロープやツリーハウスなど、森ならではの遊具に、「絵本の世界みたい」と大興奮の子どもたち。集めた小枝や枯れ葉で火を起こし、鳥の声が響き渡る非日常の空間で “お手軽ホットサンド”を味わいました。テーブルやたき火台などはレンタルだったので、準備や片付けの手間も大幅にカット。家族でのんびり過ごしました。
ゆるポイント(1)
移動時間が短く、道具のレンタルが充実している場所を選ぶ
移動距離が長いと大人も子どもも疲れてしまいます。現地でのんびり過ごすためにも、家から車で1時間程度の場所を選んで。また、「キャンプ道具レンタル可」「遊具あり」といったキャンプ場は、少ない荷物で出かけられるので◎。
ゆるポイント(2)
フライパン代わりにもなるホットサンドプレートが優秀!
食事に手は掛けられないけれど、キャンプ気分を味わいたいときは、ホットサンドプレートが最適(生活用品店やネットで購入可)。火は、カセットコンロでOK。市販のサンドイッチを挟んで焼くだけで格段においしくなります。
【おすすめ食材】
ギョーザ、肉まん、メロンパンなど
体験してみて
森の中では、普段以上に、兄弟が自然と協力し合う様子が見られました。簡単な食事でも、家族で大自然の中で食べることが良い経験に。鳥のさえずりを聞きながら飲むコーヒーは、格別でした♡(中村希未さん)
まだまだあるよ!デイキャンプおすすめスポット
ママトコキャンプ
昨年7月にオープンしたキャンプ場。隣接する食肉加工所で購入した新鮮なお肉をバーベキューで楽しめます。遊具の無料貸し出しもあり。近くの家族風呂で、汗を洗い流せるのもうれしいポイント。
ママトコキャンプ
- 所在地
- 料金
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デイキャンプ1区画1100円、テント貸し出し付き3300円※管理費(大人550円、小学生330円)別途
- 利用時間
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10:30〜20:30の4時間(16:30受付終了)
- 販売
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炭、薪
※宿泊も可。料金や詳細はHPへ
和水江田川カヌー・キャンプ場
道の駅と物産館に併設する川沿いのキャンプ場。カヌー体験(有料)ができるほか、小さい子どもが遊べる遊水池もあります。物産館で肉や野菜、パンなどの食材がそろうので、お手軽デイキャンプにぴったり!
和水江田川カヌー・キャンプ場
- 所在地
- 1日当たりの料金
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キャンプ場利用料(3歳以上)110円、テント・タープ持ち込み(1張)650円、バーベキュー台・たき火台持ち込み(1台)650円
- 受付
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9:00〜17:00
- レンタル(有料)
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テーブルセット、バーベキュー台、たき火台、タープなど
- 販売
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炭、薪
※宿泊も可。料金や詳細はHPへ
※8月6・7日の予約不可
番外編 ワンオペでの公園遊び Point
気軽にできるデイキャンプですが、大人1人で子どもを見るのは難しいかもしれません。そんなときは、公園に出かけませんか。ワンオペでの公園遊びのポイントをキャロットスタッフに聞きました。
公園遊び
柵で囲われた遊び場のある公園だと、小さい子ども連れでも安心。おすすめは「城山公園(熊本市西区)」「八景水谷公園(同市北区)」「平成中央公園(同市南区)」です。
(1歳、山口夏実さん)
きょうだいの遊ばせ方
上の子が鉄棒などの補助が必要な遊具で遊ぶときは、下の子は砂場などの比較的危なくない場所で遊ばせています。
(4歳、1歳、高野京子さん)
姉妹3人、年齢もバラバラなので、それぞれが遊びたい道具を持って行きます。 現地では、子どもの主体性を尊重し、できる限り見守る役に徹します。
(12歳、9歳、3歳、横山紀和さん)
必須&便利グッズ
「ヒップシート」(イスのような台座が付いた抱っこひも)は、子どもをすぐに抱っこでき、財布などが入るポケットも付いているので便利です。
(1歳、岡村優希さん)
遊びを切り上げる際に「車に乗ったらゼリーあるよ♪」などと言って、子どもの気持ちを切り替えられるようお菓子を常備しています。
(9歳、4歳、2歳、中村希未さん)
※()内の数字は子どもの年齢です
まだたくさんあるよ!
デイキャンプスポット&ワンオペ公園のコツは、キャロット公式 Instagramで(更新は随時)!