
キャロットスタッフ(読者スタッフ)のおすすめを紹介します!

キャロットスタッフ 岩崎 恵理さん
目次
今回のテーマは絵本

子どもが朝、幼稚園や保育園に「行きたくない」とぐずることがありますよね。忙しい朝ほど、すんなりいかないもの。こんなとき、どのような対応をすればよいのでしょうか。
『ようちえん いやや』に登場する子どもたちは、幼稚園に行きたくなくて、あれこれ言い訳をします。「おなかがいたい」「あしがいたい」「きょうは とりのひや」と、次々と飛び出す理由はどれもユーモラスで、親なら思わず「分かる、分かる」とうなずいてしまうものばかり。でも、その言い訳の裏には、子どもならではの小さな不安や気持ちが隠れているのです。この絵本を読むと、子どもの言い訳の中にも、「なるほど」と思える視点があることにも気付かされます。
ページをめくるうちに、「みんなそれぞれの考えがあるんだな」と分かり、最後には思わず子どもをギュッと抱きしめたくなるはず。「お母さんも、お父さんも、あなたの気持ちが分かるよ」と子どもに伝えたくなる、心が温まる一冊です。
