
幼児期の扁平足は珍しいことではありません。心配し過ぎなくていい場合と、注意したいサインについて聞きました。
教えてくれた人
扁平足と診断された場合、整形外科ではオーダーメードのインソール(中敷き)もご提案しています。

小田切 陽樹さん
注意するのは5歳以降。気になる症状は専門医へ相談
扁平足とは、足の裏にある土踏まずのくぼみがなく、足の裏全体が平らな状態のことをいいます。この状態が続くと、足や足首、膝に痛みが出たり、疲れやすくなったりすることがあり、進行すると足の変形や運動能力の低下につながることもあります。原因には、太り過ぎや筋力不足、遺伝的要因が挙げられます。
幼少期は筋力が未発達なため、扁平足は珍しくありません。5歳くらいまでは多くの子どもが扁平足の状態で、2〜6歳の半数以上が該当するという調査もあります。
一方で、5歳を過ぎても日常的に足の痛みを訴える、歩くとふらつく、靴の内側が早くすり減るといった様子が見られる場合は注意が必要です。立った状態を後ろから見た時、かかとが外側に傾いていないかを確認するのも一つの方法です。気になる症状がある場合は専門医に相談すると安心です。早期に適切な治療を受けることで、将来の生活への影響を防ぐことができます。
家庭でできる予防やケアとしては、靴の選び方に気を付けることや足の筋肉を使うことが大切です。体を動かす習慣を取り入れ、成長に合わせた体重管理を心掛けることも予防になります。
扁平足 ここをチェック
正常な足

扁平足

立った状態を後ろから見て、かかとが外側に広がっている
予防(1)[靴選び]
- 端(赤で囲んだ部分)に硬い素材が入っていて、靴の中で足が横に動かない
- ひもや面ファスナーなどで足首が固定される
- インソール(中敷き)の土踏まず部分がサポートされている

予防(2)[筋力トレーニング]
- 床に置いたタオルを、足の指でつかんで引き寄せる
- つま先立ちを繰り返す


