悩みは世界共通!?子育て体験をシェアしよう
まず、参加者は室内でできる簡単な運動を体験しました。キッズ向けスポーツ教室や子育て支援事業を行う一般社団法人「Fun&Fit」の緒方保美代表が指導。参加者は両足の下に折り畳んだ新聞紙を敷き、すり足で歩くなど、日頃の運動不足の解消にもつながる動きに挑戦しました。緒方さんは、「家で子どもとコミュニケーションを取りながらやってみて」と呼び掛けました。
続いて座談会に移りました。テーマは、台湾と日本の子育て環境の違い。樫本さんは「海外での子育ては孤立感があるのでは」と質問。ティナさんは「熊本は公園が多いから、自然と日本人の親子と交流できる」と話し、熊本の子育て環境の良さを実感していました。
一方、文化や習慣の違いに戸惑いを感じることも。台湾は夜遅くまで夜市などでにぎわっていますが、熊本に移住後、家族で夜に出かけようとしたものの閉店時間が早く二人とも驚いたそうです。また、台湾ではベビーシッターの利用が主流で、長時間預けるのも一般的。来日してからは任せられるベビーシッターや公的機関の情報を得られず、「私が病気の時が心配」とティナさん。これには、他のママたちも共感していました。
座談会後半では、「子どもが言うことを聞かない」「叱り方が難しい」など、子育て中のママパパなら誰もが抱える悩みについて語り合いました。
他にもこんな話で盛り上がりました!
台湾ではベビーシッターの利用が当たり前なことに驚きました。幼稚園などについて日本との違いはありますか?(樫本さん)
台湾では幼稚園で子どもに朝食を食べさせてくれ、夕方18時くらいまで預かってくれるんですよ。共働き世帯にはありがたいです。送り迎えも、先生が保護者の車まで来て子どもを降ろしたり乗せたりしてくれるので、ドライブスルーみたいな感じ!(ティナさん)
あと、小学校が終わったらそのまま塾に行き、その後に習い事・・・という子どもも多いです。子どもが家にいる時間が短かったので、熊本に住んでからは、子どもと過ごす時間が増えてうれしいです。(ルルさん)
熊本に住んでいる台湾ママ同士の交流はあるんですか?(樫本さん)
ありますよ。バドミントンやハンドメードなど、趣味を通してコミュニティーを作っています。熊本での生活や子育てで困ったことがあったら、友だちに聞いて解決することが多いです。(ティナさん)
困り事といえば・・・うちは長男が小学6年生なので反抗期真っただ中です。皆さんは、子どもが言うことを聞かないときどうしていますか?(ルルさん)
小学生の子どもがいる知人は、自分が女優になって「怒らないママ」を演じることで乗り切っていると話していました(笑)(樫本さん)
それは面白いですね!(ルルさん)
ちなみに私は、できる限り子どもの話を聞いて気持ちに寄り添うようにしています。でも、怒っちゃうこともあります。そんな時は後から子どもを抱きしめることを意識しています。(樫本さん)
台湾の親たちも、子どもを抱きしめたり、「大好きだよ」と言葉で伝えたりする人は多い気がします。共通点が見つかってうれしいです!(ティナさん)