エステサロンで心身の健康づくりサポート

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らしく。自分らしく働く。自分らしく暮らす。

働くパパママの姿をリポートする「らしく」。
エステサロンを営みながら、1児を育てている星野絵美さんを紹介します。

目次

エステサロンで心身の健康づくりサポート

星野絵美さんは穏やかな雰囲気と優しいまなざしが印象的。

雅俊さんと結婚後にエステの技術を習得し、38歳の時にリンパマッサージやフェイシャル、食事や運動の指導などを通して心身の健康づくりをサポートするサロンを開業しました。

絵美さんは「お客さまが心身にため込んだものを解放し、スッキリとした笑顔で帰られる姿を見ることがやりがいです」とほほ笑みます。

きっかけは自身の体調不良

絵美さんは中学3年生の時、潰瘍(かいよう)性大腸炎を発症。食事制限で好きな物が食べられず、高校時代は入退院を繰り返す日々を送っていたそうです。

「短大入学後に受けた手術のおかげで症状は緩和しましたが、社会人になってからもひどい冷え性に悩まされました」。そんな時に出合ったのがリンパマッサージとヨガでした。

自分の体調と向き合うことで肩こりや片頭痛の症状が和らぐなど、「身体が変わる」ことを実感。「次は自分が誰かの悩みに寄り添いたい」と、エステティシャンを目指すきっかけになりました。

独立後、エステサロンの空間づくりや広告用の撮影などは雅俊さんが全面的に協力。

開業2年目にはスタッフを増やすなど経営も順調です。「私がサロンを続けていけるのは人に恵まれているおかげ。仕事のことから日常の小さな悩みまで、何でも相談できる夫やスタッフの存在はとても大きいです」

また、約6年間の不妊治療の末、42歳の時に待望の雨月ちゃんを出産、産後半年で復職をしました。「精神的につらい不妊治療を乗り越えた後も、妊娠中のつわりや産後の不調、慣れない育児など大変なことは多いです。でも、これらの経験があるからこそ同じように悩むお客さまの “応援団”になれるのかなと感じています」

家族で過ごす時間を大切に

「普段は子どもと過ごす時間が限られているので、ゆっくりできる日は家族の時間を大切にしたい」というのが夫婦の思い。スタッフの理解と協力もあり、最近は休日をもらって公園で遊んだり、水族館に出かけたり、家族3人でのお出かけを楽しんでいます。

絵美さんは今後、エステの枠にとどまらず女性が息抜きできる場もつくりたいと考えています。「母、妻、社会人など、いろいろな立場で頑張っている女性はつい自分のことを後回しにしがち。そんな方々が気軽に集まって交流できるような居場所にしていきたいです」と目を輝かせます。

帰省した時は必ず思い出の写真を撮ります。カメラマンはもちろん雅俊さん
帰省した時は必ず思い出の写真を撮ります。カメラマンはもちろん雅俊さん
ある日のタイムスケジュール
6:30

起床

7:00

娘と朝食、片付け、支度

8:30

保育園に送迎

9:00

サロンに出勤

17:00

退勤後、保育園にお迎え

18:00

夕飯の準備

この間、雅俊さんが雨月ちゃんをお風呂に入れます

19:00

夕食

夕食後は雨月ちゃんと一緒に遊ぶことが楽しみなんだそう

21:00

娘を寝かしつけ、翌日の準備

片付けが終わったら自分の時間(ストレッチやお茶など)

23:30

就寝

プロフィル

ほしの・えみさん(43)

宮崎県延岡市出身。尚絅大学短期大学を卒業後、福岡で事務職、熊本で飲食業に携わる。2014年にカメラマン兼デザイナーの雅俊さん(38)と結婚。15年にエステ業界の道に進み、19年に独立しエステサロン『ゆりの花』(熊本市中央区城東町)をオープン。22年、長女・雨月ちゃん(1)を出産。現在3人暮らし。

ほしの・えみさん(43)
ほしの・えみさん
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