オーガニックのグラノーラを通じて、町おこしの力に

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らしく。自分らしく働く。自分らしく暮らす。

働くパパママの姿をリポートする、「らしく」。
オーガニックのグラノーラを製造・販売し、御船町地域おこし協力隊としても活動している浦野梓さんを紹介します。

目次

オーガニックのグラノーラを通じて、町おこしの力に

身近なもので豊かに暮らしたい

田舎暮らしに憧れ、専門学校卒業後はタイやインドを巡り、その後も仕事の合間を縫って、季節労働をしながら全国各地を回っていた浦野さん。長野県の自給自足を実践する農家では、畑仕事のほか、チーズや箸作りなどを経験。身近なもので豊かに暮らす知恵を教わり、「環境と人にやさしい食と暮らし」を考えるようになりました。

第1子出産後は特に“食”に注目。「安心安全な手作りのおやつを食べさせたい」とたどり着いたのがグラノーラでした。「栄養豊富で低カロリー。持ち運びやすく子どもとの外出に重宝しました」。九州産のもち麦やきな粉などオーガニックの原料にこだわったグラノーラは周りでも評判になり、本格的に製造・販売をスタート。「子どもに安心して食べさせられる」と、健康への意識が高いママの口コミで拡散し、現在は熊本市中心部の商業施設でも販売しています。

オーガニックのグラノーラを通じて、町おこしの力に
いつも自然の中で家族で思いっきり遊んでいます

自然の中で生きる力を育みたい

1年前に「子どもの生きる力を育みたい」と、御船町の山あいにあるホタルの里・水越地区に宮崎県から移住。外遊びが得意な夫の俊介さんは、虫捕りや秘密基地作りなどをわが子と楽しんでいるそう。「子どもたちには枠にはまらず何事も楽しんでほしいと考えています。山での遊びを通し、自然との共生を体感しているようでうれしいです」。

また同地区の地域おこし協力隊としても活動中の浦野さん。「米やタケノコなどの四季折々の食材と、困ったときは互いに助け合える人の温かさが魅力。水越の良さを多くの人に感じてほしい」と、特産品の加工品作りや花木を活用したワークショップの企画運営に奮闘しています。

今後は同地区のブルーベリーと自身のグラノーラをコラボさせた“水越グラノーラ”を作ろうと意気込んでいるそうで、「人と人、街と田舎をつないで、さらに町おこしを盛り上げていきたい」と目を輝かせました。

誕生日の時には手作りケーキでお祝い
長男・唄璃くんの8歳の誕生日の時には手作りケーキでお祝い

ある日のタイムスケジュール
6:00

起床

6:30

朝の支度

7:50

学校・保育園への送迎
送迎中の車内での子どもたちとの会話が楽しみの一つ

9:00

グラノーラの加工場へ

13:00

昼食

17:00

グラノーラを納品し、子どもたちのお迎え

18:00

帰宅、夕食準備

19:00

夕食、お風呂
お人形ごっこなど子どもと遊んでリフレッシュ

21:00

寝かしつけ

22:00

片付け・事務作業

23:30

就寝

プロフィル

うらのあずささん(39)

大阪府生まれ東京都育ち。保育の専門学校を卒業後、タイやインドを巡り、その後は季節労働を通じて国内を旅する。阿蘇の季節労働で夫の俊介さん(41)と出会い、2012年に結婚。13年に長男の唄璃くん(8)、18年に莉緒くん(3)を出産。16年に菓子工房「マメラクダ」をスタートし、現在は御船町地域おこし協力隊としても活動している。

菓子工房「マメラクダ」うらのあずさ
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