「36の基本動作」とは、子どもの体力低下の問題を長年研究してきた発達・発育の専門家である中村和彦さんが提唱した運動の概念です。人の基本的な動きは大きく平衡系・移動系・操作系の3つに分けられ、さらに細分化すると36のパターンがあります。
それらを幼児期からバランスよく身に付けることで、健康的な心と体を育むといわれています。
目次
体のバランスを取る動き(平衡系の動き)
姿勢変化や平衡維持の運動です。姿勢を保つ力が付くと集中力アップにもつながります。
体を移動する動き(移動系の動き)
上下・水平方向の移動や回転運動です。全身の筋力や空間認知力が育ちます。
物を使う、扱う動き(操作系の動き)
物や自分以外の他者を扱う運動です。運動神経を左右する握力が身に付きます。