子どもの「今」を魅力的に残そう！ プロに聞くスマホ撮影術

卒園式や入園式などの節目はもちろん、子どもの日常もすてきな写真に収めて成長記録として残したいものです。今回はキャロットスタッフが、スマートフォンの標準カメラを使い、より魅力がアップする写真撮影に挑戦。スマホでの撮影テクニックや便利な機能、おうちフォト向けのグッズなどを紹介します。

教えてくれたのは

三つのポイントを押さえてたくさん写真を撮ろう！

スマホで撮った写真がピンボケしていたり、暗く写ったりしたことはありませんか。「子どものイキイキとした表情を残したい」というキャロットスタッフの上野華さん、坂本愛弓さんが、3児の母でありフォトグラファーの山下亜耶さんにスマホ撮影のコツを教えてもらいました。

子どもを撮影する上で押さえたいポイントは下記三つ。

1. 光の当て方
2. 構図
3. いい表情を捉える

「これらを意識するだけで写真の印象は変わります」と山下さん。アドバイスを受けて撮影した上野さんは「写真が水平になるように撮るだけでいつもより良い仕上がり」と驚きの様子。坂本さんも「普段は構図がワンパターンになりがちですが、アングルの幅が広がりこれから子どもを撮影するのが楽しみ」とにっこり。

「カメラには正解がありません。気軽にたくさん撮って、お子さんのすてきな写真を残してくださいね」

ワンランクUPする撮影テク

［テクニック1］光を操る

自然光を撮影に利用することで、子どもを自然に美しく写し出せます。室内で撮影する場合は太陽の光が入る窓際に移動し、部屋の電気を消し、フラッシュをオフにして子どもの横から自然光が当たるようにカメラを向けると◎。白いレースカーテンを閉めると柔らかな雰囲気に仕上がります。

さらにワンランクUP

明るさ補正機能を活用

撮影時に顔が暗くなる時は、「明るさ補正機能」を活用しよう！

シーンを選ぶ

屋外で撮影する場合は直射日光を避け、日陰で撮影するのがベスト。晴れた日で日陰がないときは「順光」や「サイド光」で撮影できる午前中か14時～夕方の時間帯が表情が明るく写ります。

［テクニック2］構図を意識する

写真は構図を意識するだけで雰囲気がガラリと変わります。お勧めなのが、スマホのグリッド機能。カメラの「設定」から「グリッド線」をONにして表示。水平・垂直のラインを意識すると安定感のある写真が撮れます。

さらにワンランクUP

子どもの目線で表情にフォーカス！

撮影時に子どもの目線まで下がると、表情がはっきり写ります。また、スマホの上下を逆さまにして下方向から撮ると背景もよく写り、臨場感あふれる写真が撮れます。

［テクニック3］最高の一瞬を捉える

子どもが元気に動き回ってなかなかベストショットを撮影できない…。そんな時は以下の2つの方法を試してみて。

動き回らない工夫をする

動く子どもに「じっとして！」などと声をかけても、子どもが不機嫌になり撮影どころではなくなってしまうもの。椅子に座らせる、寝転がせる、何かにつかまらせるなど「動き回らない工夫」をしてみましょう。

連写機能を活用

走ったり飛び跳ねたりしている子どものベストショットをピンポイントで撮るのは至難の業。連写機能を活用すれば、一瞬の動きや表情の変化など、とびきりの表情を捉える確率がグンとアップします。

BestShot

子どもの笑顔を引き出すコツ

• スマホの上にお菓子やぬいぐるみなど子どもの好きなものを持ってくる
• 「にらめっこ」「いないいないばあ」をしながら撮る
• 屋外ではシャボン玉や夏なら水鉄砲で遊ばせる
• 「だるまさんが転んだ」で止まった時に撮る

キャロットスタッフ上野さんオススメ！ おうちフォトアイテム

子どもの誕生以来、自宅での“映える”写真撮影を楽しんでいるキャロットスタッフ上野さん。おうちフォトに便利なアイテムを教えてもらいました。

家にある毛布やラグ

赤ちゃんを写す時は、毛布やラグを下に敷いて上から見下ろすハイアングルで撮影するのがお勧め。毛布のふわふわ感やラグの柄を生かすことで雰囲気のあるかわいらしい写真に仕上がります。

大きめサイズの布

布を広げて背景にすると家具や小物など生活感があるものを隠せ、フォトスタジオのような空間に早変わり！ 色は白や淡いパステルカラーを選ぶと写真の印象が明るくなります。

モバイル三脚

小さな子どもや家族写真の撮影をする時は三脚があると便利です。上野さんのお勧めは3COINSのモバイル三脚（330円）。足の部分を自由に曲げられ高さや角度の微調整ができ、ポールなどに巻き付けることも可能です。