子育て世代のマイホーム購入~住宅ローン編~

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前回は、マイホーム購入にかかる予算の決め方についてご紹介しました。今回は「住宅ローン」の選び方を中心にお伝えします。長期間、お金を借りることになるので理解しておきましょう。

目次

<01>住宅ローンの選び方と借りるタイミング

住宅ローンを借りる際に決めることは「どこで、何年借りるのか」「誰の名義にするのか」です。まずは金融機関のうち、マイホームを購入するハウスメーカーや工務店に紹介されたところや、日頃から給与振り込みなどで取引があるところ、その他インターネット銀行などに仮審査を複数申し込みます。借入額や金利などの比較ができ、決断しやすくなります。

住宅ローンを組むタイミングは、戸建ての場合、新築か中古か、新築でも建て売りか注文住宅かによって異なります。住宅ローンの仮審査時期をハウスメーカーや工務店に早めに確認しておきましょう。

<02>固定金利と変動金利のメリットとデメリット

一般的に住宅ローンの金利には「固定金利」「変動金利」があります。それぞれのメリット・デメリットなどを下の表にまとめました。

金利タイプ固定金利変動金利
特徴定められた期間中は金利が一定借入期間中に金利が変動する
メリット・将来、金利が上がっても返済額をキープできる
・返済額が一定なので返済計画が立てやすい
・固定金利より利率が低い傾向がある
・将来、金利が変わらない、または下がった場合、総返済額が固定金利より少なくなる可能性がある
デメリット・変動金利より利率が高い傾向がある
・将来、金利が下がっても返済額は変わらない
・金利が上がると、返済額が上がる
・金利の変動の影響を受けるため、返済計画が立てにくい
向いている人・金利の動きをチェックするのが面倒
・金利が上昇して返済額を増やしたくない
・返済計画の長期的な見通しを立てておきたい
・金利の動きをチェックすることが苦にならない
・金利が上昇した時に借り換えや繰り上げ返済などができるように、貯蓄をしておける
※固定金利と変動金利を組み合わせて借りられるミックスプランもあります。詳しくは金融機関に相談を

前回、紹介した「キャッシュフロー表」を基に、固定金利と変動金利のそれぞれのパターンで家計をシミュレーションしてみるのもお勧めです。変動金利は、金利見直しが行われることが多い11年後、21年後、31年後に返済額の増額を見込んで作成しておくと、金利上昇に耐えられる家計かどうかをイメージしやすくなります。

前回の掲載はこちら

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<03>団信加入を機に各種保険も見直そう

団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン利用者が死亡または高度障害の状態になった場合に、住宅ローンの残高を支払う必要がなくなる保険です。住宅ローンの契約と同時に加入するケースがほとんどです。団信の手続きが済んだ後に、既に加入している保険の見直しをすると、保険料を節約して住宅ローンの支払いに充てることができるかもしれません。

例えば…

保険料節約分、変額保険・自賠責保険は解約、生命保険・死亡保険・年金保険は減額
見直してみると、結構節約できるんだなぁ

麗子先生のアドバイス

マイホーム購入の際には優遇制度、例えば「住宅ローン減税」「ZEH(エネルギー収支をゼロ以下にする家)補助金制度」の他、子育て世帯対象の「地域型住宅グリーン化事業補助金」や自治体独自の優遇制度(熊本県の「くまもとの木を活かす木造住宅等推進事業」、熊本市の「移住者向け中古住宅購入補助金」など)もあります。期間限定の制度ですので、ハウスメーカーや工務店にアドバイスをもらいながら、使える制度を探してみましょう。


CFP(R)ファイナンシャルプランナー 吉田 麗子さん

CFP(R)ファイナンシャルプランナー 吉田 麗子さん

結婚を機に退職後、家計がピンチになり、お金の勉強をスタート。ファイナンシャルプランナー(CFP(R))を取得し、2006年起業。自身の”お金オンチ”な経験を生かした分かりやすいアドバイスに定評がある。小学生と中学生の三姉妹の母。福岡県在住。

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