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今月のテーマ:きょうだいげんかの対応
きょうだいげんかの仲裁の仕方やタイミングに悩む人は多いようです。子どもへの声掛けのポイントなどを聞きました。
けんかは成長の機会 おおらかに見守って
けんかの仲裁のポイントはそれぞれの話を聞くこと。例えば、おもちゃの取り合いの場合は「おもちゃを取られて嫌だったね」「お兄ちゃんのおもちゃを借りたかったね」と双方の気持ちに寄り添います。無理に解決しようとせず、それぞれの言い分や思いを聞きましょう。
上の子が親に甘えられないイライラを下の子にぶつけることもよくあります。親はつい上の子に我慢させがちですが、子どもなりに理由があります。「最近、きょうだいげんかが多いな」と思ったら、一人一人と接する時間を設け、おもちゃなどを譲った時や相手を思いやることができた時などはしっかりと褒めて愛情を伝えます。
けんかは子どもが社会性を学ぶ良い機会です。手が出そうにならない限りは見守り、おおらかに接していきましょう。
頭ごなしに叱ってしまったらきちんとフォローを
具体的な対応策を提示することも◎
■フォローがないと…
子どもの気持ちが消化不良に
教えてくれた人
熊本市総合子育て支援センター
所長
黒木 芳江さん
日頃から、きょうだいの良いところや頑張りを褒めたり、気持ちを代弁したりすると、けんかが減っていきますよ