「ポイ活」は物を買ったり、サービスを利用したりした時に付与されるポイントをためること。物価高対策の一つとして注目されています。今回はポイ活のメリット・デメリットなどを紹介します。
<01>ためやすいポイントを選ぼう
企業や店舗が運営するポイントの種類は多数あります。どのポイントをためるか迷ったときは、自分にとってためやすいものを選びましょう。
例えばポイントがたまるクレジットカードなら、普段よく使うスーパーやネットショップと提携しているものがおすすめです。他社のクレジットカードよりも還元率が高いことが多く、よりお得になる可能性があります。
また、毎月の生活費の支払いを還元率の高いクレジットカードに集中させることで効率良くポイントがたまります。
参考
大人2人、子ども2人の世帯で生活費の一部をクレジットカードで支払った場合、ポイントは年間でどれだけたまる?
1カ月あたりの平均支出額
食費 | 8万4143円 |
---|---|
電気代 | 1万3016円 |
通信費 | 1万2676円 |
被服・履物 | 1万2480円 |
これをポイント還元率1%のクレジットカードで支払うと・・・
12万2315円×還元率1%×12カ月
=約1万4677円分のポイントがたまる
※計算式はあくまで目安です。
※ポイント還元率はクレジットカードによって
異なります。
<02>「ポイント統合」「ポイ活アプリ・サイト」にも注目
近年、各ポイントの統合や連携クレジットカードの利用で還元率が高くなるサービスを各社が発表しています。ポイント統合とは、例えば、別々のサービスであるショッピングサイトAの支払いにキャッシュレス決済アプリBを設定し、対象商品の購入額に応じて特典(ポイント付与など)をもらえるという仕組みです。ポイントアップキャンペーンなどを開催していることもあるので、サービス提供元の情報をチェックしてみましょう。
買い物以外にも、隙間時間にアンケートに答えたり、動画を閲覧したりすることでポイントを獲得し、電子マネーやギフトカードなどに交換できる「ポイ活」アプリ・サイトもあります。ただし、これらを使うときは「ポイ活ばかりに時間を取られないようにする」「悪質なサイトに登録しない」といった点に注意が必要です。
サイトやアプリでのポイ活例
- ポイ活サイト・アプリを経由してのショッピングやサブスクなどの登録
- 撮影したレシートの画像を送信
- 歩数や移動距離を計測(スマホの歩数計・GPSと連動)
- アンケートに答える
- アプリ内のゲームで遊ぶ
ポイ活サイト・アプリの選び方
- 安全性が高い
- 安全性を確かめる際は、運営企業が「(一社)日本インターネットポイント協議会(JIPC)」 に参加しているかをチェックしましょう。運営歴の長さや口コミなども参考になります。
- ポイントの使い道が自分の生活と合っている (よく利用するサービスや電子マネーなどへの交換ができる)
- 手続きが簡単
晴美先生のMEMO
ポイ活は初心者も始めやすく、たまったポイントを生活費の足しにできるなどのメリットがあります。しかし、ポイントをためるために無駄な出費を増やしては節約の意味がありません。注意点も理解した上でポイントを賢く利用して、物価高を乗り切る工夫をしたいものですね。