胎児に影響する場合もワクチンで対策を

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こども相談
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今月のテーマ:医療「妊婦と風疹(しん)」

風疹は、妊娠中に特に気を付けたい感染症の一つといわれています。予防法などについて聞きました。

胎児に影響する場合もワクチンで対策を

風疹は、ウイルスによって起こる感染症です。症状は発熱や発疹、リンパ節の腫れなどですが、症状が出ない場合もあります。

妊婦(特に妊娠20週まで)がかかると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きる恐れがあります(先天性風疹症候群)。

先天性風疹症候群を防ぐため、妊婦健診では風疹の抗体検査を実施します。「風疹への免疫が不十分」という結果が出た場合、パパや同居者へ風疹ワクチンの接種をお勧めしています。妊婦自身は風疹ワクチンを接種できないため、周りの人が風疹から妊婦を守るためです。

また、「風疹への免疫が不十分」と診断を受けたママは産後にワクチンを接種しておくと、2人目以降の出産を希望する場合に備えられて安心です。

ワクチン費用は自費ですが、自治体によっては助成があるところも。お住まいの自治体のホームページなどで確認しましょう。

先天性風疹症候群を防ぐための自治体からのサポート

【熊本県】無料の「風疹抗体検査」

熊本県在住の人は、風疹に対する免疫の有無を調べる抗体検査(血液検査)を無料で受けられます。妊娠を希望している女性とパートナー(同居者含む)もしくは妊婦のパートナー(同居者含む)が対象などの条件があります。

申し込み方法や条件など詳細は以下から

熊本市
https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=4955

熊本市を除く県内
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/30/51396.html

教えてくれた人

熊本赤十字病院 産婦人科 蛯原優花さん

熊本赤十字病院

産婦人科 蛯原優花さん

妊婦さんを風疹から守るために、パパもワクチン接種を検討しましょう!

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