「SDGs(持続可能な開発目標)」に取り組む団体や個人を紹介します。今回は子育て中の親を応援するさまざまな事業を手掛ける「SAKURAKI事業部」(有限会社スクラム)を取材しました。
子どもたちの生きる力を育む
SAKURAKI事業部では、熊本市を拠点に2019年から子育て中の親子が楽しめるイベントや託児付きのワークショップを企画・運営しています。
担当の葛西江美さんが事業展開していく中で着目したのが「SDGs」。「エコエネルギーの活用や木材のリユースなど、出店者や協賛企業と協力して、持続可能な世界のためにできることを来場した子どもたちに伝えていきたい」。10月と12月にはSDGsをテーマにした「ファミリーフリマ&マルシェ」を開催。現在もキッズフリマなどを定期的に開き、子どもたちの生きる力を育んでいます。
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SAKURAKI事業部
SDGsの取り組み
キッズフリマ開催
SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」を意識した企画として定期開催。フリマの店長は子どもたち。お金の役割や大切さ、さらには「稼ぐ」ことの大変さと達成感を伝えています。
マルシェでSDGs発信
マルシェ出店者にそれぞれSDGsの17のゴールから目指す目標を事前に選定してもらい、当日店舗に掲示。来場者がSDGsの具体的な目標を知り、考える機会につながっています。
小さい頃からSDGsを体験してもらおうとファミリーフリマ&マルシェでは「紙袋の再利用促進」「廃材を使った焚き火体験」なども行ったそうです。
わたしたちのアクション
SDGsを達成するための身近なアクションを提案します。
子どもの金銭感覚を養おう!
キッズフリマでは、商品の価格を100円、200円、500円の中から子ども自身が決め、お金の価値と向き合う経験をします。
私たちも日頃から子どもには、親がどのように収入を得て、どう日々の生活に使っているかを知らせましょう。
金銭感覚を身に付けることは、誰もが人間らしく生産的な仕事ができる社会を目指すSDGsの目標8「働きがいも経済成長も」への第一歩となります。