看護学校に通いながら年の近い4人の子どもを育てるママの日常を伝えます。
Vol.10 わが家の小さいママ
長女のあやねは、私の影響で3歳からピアノを始めたのですが、発表会を1回経験したら満足してやめてしまい、今年からプールに通い始めました。
私としては、ピアノを続けてほしかったのですが、本人いわく「もうあーちゃん、ピアノ上手になったもん」の一点張り。そんな天真らんまん、自己肯定感が高めの娘です。
1つ下の弟には「ちゃんとうがい手洗いした?」「あおくんはしょうがないなぁ」とお姉ちゃんっぷりを、そして他の家族、特にパパに対しては“ママ”のように振る舞っています。
知らないうちにその世話焼きは私にまで及びました。私は試験期間や実習期間になると、髪を乾かさずに寝落ちしてしまうので、枕にタオルを敷いて寝ます。
ある日、私が登校した後、娘が寝室から私の使ったタオルを持ってきて「もう、またママがポイポイしてる〜」と言っていたそうです。その言い方が私にそっくりで夫は吹き出しそうになるのを必死に我慢したのだとか。
先日、私と夫が話していた時は、その様子を見てニヤニヤしながら「やっぱり男は、謝らない」とボソっとつぶやいていました。
娘の目に私たち夫婦がどう映っているのか見てみたいと思った出来事でした。わが家の天使は、これからどんなレディーになるのか楽しみです。
川中えりかさん(28)
ベビーマッサージ講師として4年間活動後、より深く母子支援をしたいと昨年、助産師を目指して看護学校に入学。長男ゆうとくん(8)、次男はるとくん(7)、長女あやねちゃん(5)、三男あおとくん(3)の4人の子どもと夫(48)の6人家族。